経済・戦争・宗教から見る教養の世界史【飯田 育浩】 / レビュー・感想

 

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本の情報

  • ビジュアル版 経済・戦争・宗教から見る教養の世界史
  • 飯田 育浩
  • 2019/11/11

 

概要

「経済」「戦争」「宗教」の観点から世界史を解説した本書。1ページごとにテーマが決まられており、見開きで写真や図などを用いてわかりやすく解説されている。

 

【引用】個人的に気になったポイント

ユダヤ人

第一次ユダヤ戦争、第二次ユダヤ戦争と支配から抵抗するが鎮圧され、各地に離散することとなった。そのため、ユダヤ人は故郷を失った異教徒として生きなければならなかった。

また、ユダヤ人はイエス・キリストを死に追い詰めた民族としてキリスト教徒から迫害を受け続けた。ユダヤ教の聖典である旧約聖書には「外国人には利息を取って貸してもいいが、同胞には利息をとって貸してはならない」との教えにより、金融業を開始した。その後資産を増やしヨーロッパ経済に強い影響力をもった。

 

キリスト教の布教

イエスの弟子たちは教会を組織し、パレスチナ各地で布教活動を開始した。パウロの布教により、キリスト教はユダヤ人以外の民族が信仰できる世界宗教となる道が開かれた。

多くの迫害を受けながらも下層市民や奴隷、女性などを中心にキリスト教は拡大を続け、392年キリスト教をローマ帝国の国教とした。

 

本書から得た気づき

ユダヤ人の歴史

夜と霧を読んでからなぜユダヤ人はここまで迫害されていたのか疑問だったが、本書を読んでその一端を知ることができた。キリスト教徒が多くいるヨーロッパにおいてユダヤ人を敵対視する歴史背景があり、それはもう何千年も前からであった。

またユダヤ人が金融業によって大きな影響力を持ったこともキリスト教徒を中心に反発を買ってしまうことになってしまった。

 

実践ポイント

歴史を学ぶ

歴史を学ぶことで現代まで続いている宗教や文化、紛争などの背景を知ることができ、よりこの世界に対しての解像度が上がったと感じる。

まずは聖書にまつわる歴史を軸に深掘りして学んでいく。

具体的に

聖書を中心とした時代背景や歴史、芸術について理解を深める

 

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