禅的な考え方について興味があり、手に取った。
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こんな人におすすめ
- 人間関係や生き方に悩みがある人
- どこか心の中にもやもやがある人
本の情報
- [禅的]持たない生き方
- 2018/12/13 発売
- 金嶽 宗信
概要
禅僧である著者が自身の経験や学んだことを踏まえて、禅的思考から生き方について述べられている本書。以下の5章の構成となっている。
- 禅的「持たない生き方」のすすめ
- いさぎよく「捨てる」
- 無駄なものは「買わない」
- 「悪い感情」を持たない
- 「よけいな人間関係」を持たない
禅的持たないことを軸にシンプルな構成で、誰が読んでもわかりやすい内容となっている。
禅僧として修行を積んできた著者だからこそ語れる生き方についてたくさんのヒントが詰まっており、どこかでモヤモヤしながら生きている人にとって新しい発見に出会えると思う。
【引用】個人的に気になったポイント
まったくの自由というよりも、少しの制約があったほうが、人生うまくいく場合も多いのです。
実は人間、物がないほうが、心豊かに過ごせます。
その一つひとつの物に対して執着が生まれると、心を乱す原因が増えます。それなら、はじめから物がないほうが楽だし、心も乱れません。
実は、物を持たないほうが幸せを感じられるということを意識し、心の中にとどめておくことが、物を減らす第一歩になると思っています
日々の暮らしに禅の考え方を意識して取り戻すことで、現代人はよりよい生き方ができると断言します。
生活に禅を取り戻すということは、自分の中にたまってしまったちりやほこりを取り除き、すべてをリセットするということなのです。
物を一つ持つごとに、どんどん自由が縛られていきます。物を持つことは、裏を返すと、心の貧しさを表しているようなものです。
あくまでも、「将来」ではなく、「今」を優先することが大事です。禅では、つねに「今」を考えます。
「本来無一物」という言葉があります。自分が所有するものは本来、一つもないという禅の言葉です。
人と比較するのではなく、自分の持てる力を最大限に生かすことに集中したほうがいいのです。
みなさんには、「幸せは自分の中にある」ということに気づいていただきたいと思います。それが、極端にいえば「悟り」ということです。
本書から得た気づき
本来無一物
本書の「本来無一物」にある通り、我々はもともと何も持っていないし、持っていない方が人生うまくいくと説いている。
たしかに、そもそも何も持っていないと考えると、肩の荷が下りるような気持ちになる。お金、名誉、物しかり、手に入れることは同時に執着することにつながる。前に読んだ「人生の目的の見つけ方」にもあったが、執着することで本質が曇り、ますます生きにくくなると思う。
禅的持たない生き方をすることで、物事をシンプルにし、自分の内面と向き合うことにつながると思った。
実践ポイント
不要なものを捨てる
本書で、もともと何も持っていない、持つことで執着が生まれることを学んだ。部屋を掃除すると心がスッキリするように、ものだけでなく感情や人間関係を今一度見直す必要があると感じた。
具体的に
部屋にあるものを整理し、必要のないものを捨てる
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