ブッダの生涯【栗田 功】 / レビュー・感想

 

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本の情報

  • ブッダの生涯―ガンダーラ美術にみる
  • 栗田 功
  • 2006/7/1

 

概要

インド西北部で隆盛を極めた仏教美術とブッダの一生を彫刻でたどり、その場面を紹介した本書。多くのガンダーラ美術の写真と共にブッダの生涯について知ることができる。

 

【引用】個人的に気になったポイント

太子の頭上の樹の影は、時間がたってもそのまま 太子を覆って動きません。太子を探しに来てその光景を目にしたシュッドーダナ王は、その ことに驚き、その神々しさに目を見張り、おもわず太子に合掌します。釈尊は、後年に若いときを追想して、次のように言います。 『畦道のジャンブー樹の陰に坐って、欲望を離れ、不善の事柄を離れて、粗なる思慮あり微 細な思慮ある、遠離から生じた喜楽である初禅を成就していたのをよく覚えている。』(中村元)

 

成道単独の場面が ないということは、一つの説明として、悟りを開くということは、純粋に内面的精神的なこ とであって、絵解き物語として表現することはできないということです。したがって、成道の前後の物語で成道をも表現していると考えられています。

 

本書から得た気づき

ブッダの生涯

前に半蔵門美術館でガンダーラ美術を見てからブッダの生涯についてもっと知りたいと思っており、本書を通してより詳細に知ることができた。

ガンダーラ美術はブッダの生涯における各場面の状況を見事に表しており、思わず見入ってしまう。

また本書を通してブッダの生涯における出来事を知ることができたが、思ってた以上に奇跡を起こしているなと思った。キリスト教で水をぶどう酒に変えるなどの奇跡が見受けられるが、ブッダも同様に超人的なことをやってのけていた。

ガンダーラ美術から見た仏教だけかもしれないが、仏教はあまりそういう奇跡を起こさないイメージがあったので驚いたが、一つ一つストーリーがあることでブッダについて詳しく知ることができ興味深く読み進めることができた。

 

実践ポイント

仏教がどう広まっていくか

日本に根付いている仏教の起源を知ることができ、とても興味深かった。ブッダの死後、どのようにして仏教が広まっていくかを学んでいきたい。

具体的に

仏教がどのようにして広まったかを知ることができる本を読む

 

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