おとなの教養 2―私たちはいま、どこにいるのか? / 池上 彰の詳細はこちら【Amazon】
本の情報
- おとなの教養 2―私たちはいま、どこにいるのか?
- 池上 彰
- 2019/4/10
概要
AIとビッグデータ、キャッシュレス社会、民族紛争に地政学などいま知っておきたい6つのテーマについて解説した本書。
歴史や経済、政治学の教養をベースに、わかりやすい解説で紹介されている。
【引用】個人的に気になったポイント
私たちは日々、膨大なニュースに触れていますが、そのときどきのニュースに振り回されていては自由にはなれません。リベラルアーツの力を借りて、時代の表面で起こっている出来事を掘り下げることが重要なのです。
新聞や本を読む際、「アウトプットを意識したインプット」をすることです。
アウトプットを意識してインプットし、実際にアウトプットしてみる。これが知識を定着させるためのいちばんの近道なのです。
民族とは、なにか物理的な特徴を共有して成立しているのではなくて、ある集団のなかで、「われわれは同じ民族だ」という考えが共有されることで成立する。つまり、民族とは想像上の存在であるということです
つまり、民族意識は状況によって大きく変わるということです。民族が「想像の共同体」であることをふまえれば、当然のことでしょう。「俺たちはイラク人だ」と大勢が強く思えば、民族意識は高まります。逆に、俺たちはシーア派だという宗教意識が強くなれば、民族意識は後ろに退くのです。
ポピュリズムとは、議論を尽くすよりも、大衆が喜びそうなメッセージを発信して、支持を集めていく政治スタイルのこと。
本書から得た気づき
アウトプットを意識してインプットし、実際にアウトプットしてみる
このアウトプットを前提としてインプットはとても大事だと認識している。現在、講師をしているが教えることを前提にインプットすると記憶の定着が良い。
このアウトプットを意識してインプットの仕組みを活用して、学習効率を高めていきたい。
民族とは想像上の存在
民族とは「われわれは同じ民族だ」という考えが共有されることで成立しており、想像上の存在である。お金もそうだが、我々がそれをお金だと認識しなければお金として成立しない。
この想像上の存在であるお金や国、宗教によってどれだけの争いが起きてきたかを考えると人間の共通した想像にはとてつもないパワーがあるのだろう。
実践ポイント
アウトプットを意識したインプット
インプットするときはアウトプットすることを前提にしていく。
具体的に
Clean Architectureについてアウトプットを前提にインプットし、アウトプット内容を共有する
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