一人で生きる【荒川和久・中野信子】 / レビュー・感想

 

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本の情報

  • 「一人で生きる」が当たり前になる社会
  • 荒川和久 (著), 中野信子 (著)
  • 2020/12/18

 

概要

独身研究の荒川和久さんと脳科学者の中野信子さんが「一人で生きる」ことについて対談した内容をまとめた本書。

今後ソロで生きることが当たり前になる時代の中でどう生きていくかのヒントを得ることができる。

 

【引用】個人的に気になったポイント

個人の意思なんて、共同体の意思に比べたらけっこう弱いということを、残念ながら示しているケースのように思えます。誰かとのつながりのほうが、個人の意思よりも上にくることが多い。だからこそ、結局は誰かと一緒にいることがストレスになるんだと思います。人間関係の中にはその不都合があるので、世の中が整ってくると、一人を志向しはじめるというのはきわめて自然なことなのではないでしょうか。

 

ズルをした人を許さない、攻撃したいという欲望は、支払うコストより快感のほうが大きいわけですね。その快感を、コストをかけて買っているんです。

 

叩くという快楽のために、わざわざいったん不快になる。その不快になるレベルが高ければ高いほど、快楽の度合いが上がるから、また不快な情報を求めるわけですよ。それって、すごく不幸せな連鎖ですよね。

 

人とのコミュニケーションって全面的に共感し合うというより、互いのちょっとした違和感が大事だと思うんですよ。

 

自分のことを認めてもらったという感覚の気持ちよさはかなり大きいわけで、それができる人はモテたり、(正しいかどうかは別として)信頼を強く得たりするわけですよね。

 

本書から得た気づき

叩くという快楽のためにわざわざ不快になる

テレビやニュース、Twitterなどの違和感はこれだなと思った。ちょっとでも不正や気に食わないことがあるととにかく叩きまくる。

政治や芸能などのニュースが嫌になるのはこういう叩く前提で取り上げているからであり、不快になる。ただそれは人間が叩きたいという快楽が本能的にあり、ある意味中毒性があるのだろう。

この負の連鎖に巻き込まれないためにもテレビやニュース、Twitterなどを見ないようにする。

 

実践ポイント

快楽のために叩くという負の連鎖に陥らない

本書で落ち着いて見るとかなり変と言っていたが、ほんと変だと思う。本能的な欲求があることを理解した上で意識的に避けていく。

具体的に

テレビやニュース、Twitterなどを見ない

 

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