マンガで読む名作 ソクラテスの弁明 / プラトン・横井 謙仁の詳細はこちら【Amazon】
本の情報
- マンガで読む名作 ソクラテスの弁明
- プラトン(著), 横井謙仁 (著)
- 2010/1/30
概要
ソクラテスの最期を決めることなった裁判をプラトンが記録したソクラテスの弁明を漫画にしたもの。漫画で描かれているため、哲学について詳しくない方でもとっつきやすい一冊となっている。
【引用】個人的に気になったポイント
知らない事を知っていると思い込む事こそ、人間として最も恥ずべき無知なのではないか
人を殺すことによって非難を封じるよりも魂を善くすることを考えなさい。その方がずっと立派で簡単な方法です。
大切にしなければならないのは善く生きること
本書から得た気づき
善く生きるということ
ソクラテスは最期まで自分自身の信念曲げず、善く生きることをやり切った人物という印象を受けた。
裁判での弁明の数々はまさに圧巻であり、あまりに正論すぎるが故にプライドを傷つけられた権力者達と感情と空気に身を任せた民衆によって不当な判決を受けてしまった。
現代においても人間は感情や空気で判断することが多々あり、本心では違うと思っていてもなかなか自分の信念を押し通すことができない。
ソクラテスの場合は自分の生死が関わってもなお善く生きることを貫き通したその生き様にただただ尊敬と畏怖の念を抱くのみであった。
実践ポイント
古代哲学者が何を考え、どのように生きてきたかを学ぶ
紀元前とかなり昔の話だが、哲学者を中心に精神面ではかなり先進的で成熟していたように感じる。もっとこの時代の考えや生き方について学びたい。
具体的に
古代哲学者に関連する本を読む
コメント