感動する脳【茂木 健一郎】 / レビュー・感想

 

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本の情報

  • 感動する脳
  • 茂木 健一郎
  • 2009/4/1

 

概要

感動と脳の関係をテーマに身近な例を引きながら最先端の脳科学を紹介した本書。

共感が脳に与える影響、意欲的な生き方が脳に与える影響などを解説している。

 

【引用】個人的に気になったポイント

生きる意欲というものは、先が見えていない、何が起こるかが分からない、どうなるかが決まっていないからこそ湧いてくるものなのです。不確実性へのチャレンジこそが、脳を活性化させる重要な要素なのです。

 

そういう意味でも、人生のドライバーズ・シートに座らなければならない。人生の助手席に座って、いつも判断を他人任せにする。それは自分の人生ではなく他人の人生と同じようなものです。失敗しても選択を誤っても、自分が主体となって意思決定をする。そこに人生の喜びがあるのではないでしょうか。

 

自分はもう変わることができないんだと思い込んでいる人は、なかなか感動しにくいと言えるでしょう。常に自分は変われる、あるいは変わりたいと願っている人は、感動も起こりやすいのです。

 

「感動することをやめた人は、生きていないのと同じことである」

 

自分にとって初めての体験に積極的にチャレンジする必要があるのです。そしてまた、それが二度目、三度目の体験であったとしても、その二度目の中の初めてを探す努力をしなくてはいけない。毎年のように同じ花火大会に出かけたとしても、きっと初めて見る花火の姿がある。そう思いながら見るだけでも、同じ花火もまた美しく思えるものです。

 

経験したことばかりをくり返して見るのではなく、経験していないことに目をやる。そうすることで感動を見つけることができるのです。人生の大海原というのは、泳ぎ回れば回るほど、楽しくかつ刺激的なものです。今のあなたが、全てではないのです。

 

常にアンテナを広げて感性を研ぎ澄ましておくことです。そしてそのアンテナに引っかかったものに、素直に目を向けてみること。映画を観たり小説を読んだりというような、文化的なことだけではありません。会社へと歩く道に咲く花や、家路を急ぐ時に感じる季節の風。そういうものに素直に身を委ねることで、小さな感動はたくさん味わえるはずです。

 

人間の記憶はそう簡単に消えるものではない。また嫌な記憶ほど、しつこく脳の中に残ったりするものでしょう。ならばどうすればいいのか。残された道は、ネガティブな感情を上回るほどの、ポジティブな感情を脳の中に送り込んでやればいいのです。負の感情自体は残っていたとしても、それ以外の感情を強くすることによって、負の感情の占める割合を小さくしていく。もう、負の感情があったことを忘れてしまうくらいに、その割合を減らしていけばいいわけです。

 

感動というものは、心の空白の部分にスッと入り込んでくるものです。心の空白とは、気持ちの余裕と言い換えてもいいでしょう。たとえば、頭の中が悩みで一杯になっている。あるいは仕事のことしか考えていない。そんな状態では、どんな美しいものを見ても感動は覚えません。満腹な状態の時に、フルコース料理を出されても食べられないのと一緒です。

 

「意外性」と「なつかしさ」。一見すると矛盾するような二つの心の動きが、感動という一つの現象を生み出す。何とも不思議な感じがしますが、これが感動の素であり、方程式であるのです。

 

本書から得た気づき

人生のドライバーズ・シートに座る

人生を主体的に生きることとはまさにドライバーズ・シートに座ることであり、自分で進みたい道を決めこうどうすることである。

人生で大事な意思決定はアドバイスは聞くにしても、最終的な意思決定は必ず自分で行い、他人任せにはしない。常にハンドルは自分の手にあることを忘れないようにしたい。

 

初めての体験に積極的にチャレンジする

最近やっていることだが、新しい体験は後から振り返って本当にやってよかったなと思うことしかない。

たとえ新しい体験が失敗したり嫌なことがあったりしてもそれを含めて経験できたことがとても価値のあるものである。

新しい体験はやるまでがとても億劫で気持ち的にもざわざわして落ち着かないが、やってしまえばいつもやってよかったと思える。

 

ネガティブな感情を上回るほどのポジティブな感情

ネガティブな経験があったときに頭の中で反復してしまうことが多々あるが、これは人間みなそうなのだろう。

本書でガティブな経験があったときは、そのネガティブな感情を上回るほどのポジティブな感情を脳に送り込むとあるが、これはとても効果的だと感じる。

自分自身、ネガティブなことがあったときは普段やらないようなことを思い切ってやって、ネガティブな経験があったからこそ、新しいことができたというポジティブな経験のトリガーの役割を果たすように意識的にしているが、これはどうにか仕組み化したい。

 

実践ポイント

ネガティブな感情をトリガーにする

ネガティブな感情になったときにやることを決めておくことで、ネガティブな経験をしてよかったと思えるようにする。

具体的に

ネガティブなことがあったときにやることをあらかじめ決めておく

 

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