教養としての落語【立川 談慶】 / レビュー・感想

 

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本の情報

  • ビジネスエリートがなぜか身につけている 教養としての落語
  • 立川 談慶
  • 2020/1/7

 

概要

落語だけではなく日本人として知っておきたい日本の伝統芸能から世界の笑いまで紹介した本書。長年愛されてきた落語の魅力を知ることができる。

 

【引用】個人的に気になったポイント

「狂言」は能と同じく、日本の伝統的な「演劇」の一種です。能と異なり、喜劇的な要素 が極めて強く、「笑いの芸術」と異名をとるほどです。「笑える話」が落語なら、「笑える劇」 が狂言です。「~でござる」という口語調の言い回しが特徴です。現代では、「能」の演目と演目の合間に、狂言を演じるというスタイルが一般的になっています(能だけ、もしくは狂言だけをそれぞれ単独で披露する公演もあります)。

 

落語には、ギスギスした話はありません。勝ち負けもありません。 多くの落語は「上手に負ける」あるいは「結局引き分け、どっちもどっちだよ」という話 がほとんどです。そこに生きている人々は、決して不真面目というわけではありませんが、 息が詰まるような真面目さの中にもいません。互いに小さな迷惑を「シェア」し合いなが ら、皆がやんわりと幸せに生きています。

本書から得た気づき

笑える話が落語、笑える劇が狂言

この間、狂言と能を見に行った際に狂言の話はどこか落語に似ているなと思っていたが、本書の「笑える話が落語、笑える劇が狂言」に納得がいった。たしかに狂言は劇のようになっており、話口調や語尾が特徴的であった。

 

落語は気持ちよく笑える

世の中には様々なお笑いやエンタメがあるが、落語は特に気持ちよく笑うことができる。それは落語が誰かを貶めたり、勝ち負けがあるような笑いではないからである。

ここに落語が長く愛されてきた理由があるように思う。

 

実践ポイント

落語は面白い

長い間語り継がれているだっけ落語の話は面白い。また落語家の技術によってその物語の世界観や深みを与え、同じ話でもまた別の面白さを味わうことができる。

具体的に

落語を10席以上聞く

 

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