最高の体調【鈴木祐】 / レビュー・感想

 

パレオな男のブログで著書を知り、体調に関してもっと体系的に学びたく手に取った。

 

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こんな人におすすめ

  • いつもどこかしらの不調を抱えており、心身ともに最高の体調を手に入れたい
  • 科学的知見から体調をよくする方法を知りたい

 

本の情報

  • 最高の体調 ~進化医学のアプローチで、過去最高のコンディションを実現する方法~
  • 2018/7/13 発売
  • 鈴木祐

 

概要

鬱病、肥満、散漫な集中力など、一見バラバラのように見える問題も、根っこまで下りてみれば実は同じもので、すべては一本の線でつながっているという。

個別な問題として対処されがちな様々な不調や不安に対して本書では、以下の構成で総合的なアプローチから最高の体調を手に入れるための方法を紹介している。

  1. 文明病
  2. 炎症と不安
  3. 環境
  4. ストレス
  5. 価値
  6. 遊び

多くの論文を引用し、科学的根拠をもとに体調を整えるための方法が紹介されているため、非常に納得感を持って読み進めることができる。

特に1、2、7、8章の文明病や炎症、死、遊びなどに関する記述は、他の健康本にはあまり見られなかった内容だったため新しい知見を得ることができた。

健康や体調に関してはこの一冊をしっかり読み込んで日常生活に取り入れることで、大きく改善されることが期待される。

 

【引用】個人的に気になったポイント

本書では、「悪いのは自分だ」という考え方を採用しません。この思考法は現実的な解決をさまたげるどころか、シンプルに仮説として誤っています。なぜなら、あなたが抱える問題の大半は、現代人に特有の「文明病」が原因だからです。

 

トランス脂肪酸に肝臓がパニックを起こしたように、「孤独」を感じた脳もまた「新しすぎる」脅威に対して抵抗を始め、免疫システムを過剰に働かせた結果、全身は炎症の炎に包まれていくのです。

 

私たちの腸内細菌は、加工食品が大の苦手です。

 

自然とのふれ合いにより、確実に人体の副交感神経は活性化する」というものです。

 

孤独から来る炎症で体調が崩れ、さらには脳の機能まで衰えてしまうのだから、仕事のパフォーマンスが下がっていくのは当たり前の話。幸福、富、名声、健康は、すべて人間関係の土台があってこそです。

 

「私たちは自分の感情をコントロールし、意図的に影響を与えることができる。自分のストレスをいかに言葉や思考に変換するかで、どんな感情も再構築できるのだ」

 

睡眠負債を返したければ、まずは日中に太陽の光を浴びる時間をできるだけ増やしたうえで、夜には室内の照明を限界まで暗くしてみてください。

 

デジタル断食の初歩として効くのは、あらかじめSNSやメールのチェック時間を決めておくことです。

 

未来との心理的距離が近い者ほど不安に強く、セルフコントロール能力も高いという事実でした。

 

価値に沿って生きるほど日々の悩みは消え、自然と自分をいたわる行動が増えていきます。不安に立ち向かうには、まずはあなたの「価値観」を見定めるべきです。

 

「もしすでに使いきれないほどの金を手に入れ、理想の仕事につき、毎日が幸福感に満ち溢れていて、誰からも尊敬されていたとしたら、私はどのように行動するだろうか?自分や他者との関わり方はどう変わるだろうか?」すべてが満ち足りた状態でもなお行動せずにはいられない物事こそが、あなたの心の底に眠る本当の価値観なのです。

 

自分の行動が他者に良い影響を与えていると確信できたときほど、私たちの幸福感は高まりやすくなります。

 

ある感情〟を体験した回数が多い者ほど、心理的な不安や体内の炎症レベルが低いという事実に気づきました。その感情が、「畏敬」です。

 

1日に30~40分の瞑想を8週間ほど続ければ薬物治療と同じレベルで不安と鬱をやわらげるのだとか。そのうえ副作用も認められなかったと言いますから、まことに優秀な方法です。

 

雑巾がけ、歯磨き、炊事、洗濯など、すべての家事をマインドフルに行うだけでも、あなたの不安は減っていくでしょう。

 

畏敬」と「観察」という2つの武器を使えば、遠い未来の不安を減らすことはできます。「畏敬」で永遠の時間と同期しつつ、同時に「観察」でいまの時間を生きればいいのです。

 

簡単に言えば、遊び心がある人ほど、幸福な人生を送っている傾向があったわけです。

 

生産性が高い従業員ほど決まった間隔で仕事をしており、平均で52分ほど働いたら17分だけ休むというインターバルを守る傾向があったのです。

 

もっとも手軽でメリットが多いのは、自然との接触を増やすことです。

 

本書から得た気づき

環境の急激な変化に対応できていない人間

本書では文明病の比較として旧石器時代の生活が度々登場する。文明が急激に発達したため、食事や環境が人間の身体に対応し切れていないという話は納得感があった。

たしかに1日3食しっかり食べるのは明らかに食べ過ぎだと思うし、食べ過ぎで太った体をお金を払ってジムに行って痩せるのも、なんだかおかしな話だと本書を通じて感じた。

加工食品やトランス脂肪酸の話など他の健康本にもあるが、やはり本来自然にない加工して作られたものや昔から食べ慣れていないものは人間の体に悪影響を及ぼすのも、人類の歴史の視点から考えると納得がいく。

食事や環境に限らず、デジタルや人間関係、価値観など急激なライフスタイルの変化は私たちの体調に大きく影響している。体調を改善させる大きな指標として、旧石器時代の生活や生き方を参考にすることが人間本来の活力を取り戻すことにつながると学んだ。

 

マインドフルについて

急激な生活の変化や価値観の多様化、デジタルによる情報過多によって、脳への刺激がかつてないほどになっている。

そのため、今ここに集中することがとても難しくなっていると実感する。何か作業をしていたも別のことを考えたり、スマホをいじったりと注意散漫になり、結果として不安と無気力が増幅する負の流れが生じることがある。

本書では、マインドフルイーティングやマインドフルネスなどの話があったが、しっかりと今行っている一つ一つに意識を向けることが大切だと学んだ。

ついついテレビやスマホに気を取られがちだが、食べる時は食べることだけ集中する、掃除する時は掃除だけに集中するなど、一つ一つ丁寧にマインドフルで行うことが精神を整える意味でも重要になっていくと思った。

 

PPAレーティングマトリックスの実践

本書であったPPAレーティングマトリックスを実際にやってみた。今やっているタスクをなぜやっているのか、その目的を改めて理解することができ、自分でも気づかなかった価値観を知ることができた。

自分の価値観と方向性を知るためにも定期的にPPAレーティングマトリックスを実践していきたい。

 

実践ポイント

食事や健康について日常生活に取り入れやすい方法から試す

まずは、日常生活に取り入れやすい食物繊維と自然との接触を増やす方法を試してみる。

具体的に

軟消化性デキストリンを飲む、最低週に一度自然と触れ合う時間を取る、加工食品はできるだけ摂取しない

 

マインドフルの実践

何事も今ここに集中することの難しさを改めて実感している。マインドフルを実践することで、今ここを体感する。

具体的に

ながら食事をしない、毎日寝る前に瞑想を実践する

 

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