人生の短さについて【セネカ】 / レビュー・感想

 

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本の情報

  • 人生の短さについて 他2篇
  • セネカ (著), 中澤 務 (翻訳)
  • 2017/3/9

 

概要

セネカ(ストア派哲学者のルキウス・アンナエウス・セネカ)から当時のローマの食糧長官を務めていた親戚のパウリヌスに宛てに書かれた手紙をまとめたもの。

人生は浪費すれば短いが、過ごし方しだいで長くなると説くセネカの思いが綴られている。

 

【引用】個人的に気になったポイント

われわれは、短い人生を授かったのではない。われわれが、人生を短くしているのだ。われわれは、人生に不足などしていない。われわれが、人生を浪費しているのだ。

 

わたしはこう言いたいのだ。あなたの人生の日々を監査してみなさい。そして、査定してみなさいと。そうすれば、あなたは見出すことだろう。あなたの手元に残る日々は、ほんのわずかな残りかすにすぎないのだということを。

 

時間は、どうでもいいもののように求められ、どうでもいいもののように与えられる。あらゆるものの中で最も高価なものを、もてあそんでいるのだ。

 

先延ばしは、人生の最大の損失なのだ。先延ばしは、次から次に、日々を奪い去っていく。それは、未来を担保にして、今このときを奪い取るのだ。生きるうえでの最大の障害は期待である。期待は明日にすがりつき、今日を滅ぼすからだ。あなたは、運命の手の中にあるものを計画し、自分の手の中にあるものを取り逃がしてしまう

 

すべての人間の中で、閑暇な人といえるのは、英知を手にするために時間を使う人だけだ。

 

これらの哲人たちは、いつでも時間を空けてくれる。彼らのもとを訪れれば、帰るときにはいっそう幸福になり、自分をいっそう愛するようになっている。彼らのもとを去るときには、手ぶらで帰ることを許してくれない。そして、夜であろうが昼であろうが、すべての人間が、彼らのもとを訪れることができるのである。

 

そんな人たちが、自分の人生がいかに短いかを知りたがったなら、その人生の中で、自分のものだといえる部分が、いかに小さいかを考えさせればよい。

 

本書から得た気づき

閑暇な時間を持つ

真に閑暇な人とは、英知を手にするために時間を使う人だけだとセネカは言う。

その時間とは過去の哲人たちの書物を読み、自分自身との向き合う時間である。未来はどうなるか分からないので考えても仕方ないが、過去は変わることはないと言う。

セネカは過去と今に目を向けることが大事と説いているように感じた。それは過去の哲人から学び、心の中で対話することがいかに有意義な時間であったのかをセネカ自身感じていたからだと思う。

 

自分のための時間を見つめ直す

セネカは人生において自分のために使う時間がいかに短いかを嘆いている。人生の多くの時間を誰かのために仕え、自分のやりたいことは未来に託す。多くの人のこの現状に警鐘を鳴らしているとさえ思えた。

たしかに冷静に振り返ったときに1日の多くの時間を仕事や雑務に追われていることに気づく。今一度自分のために時間を見つめ直し、意識的にその時間を確保していく。

 

実践ポイント

過去の哲人の書物を読む

本書もそうだが、過去の哲人の本を読むことは長い年月を経ても人間の生きる上での本質を学び取ることができる。

具体的に

過去の哲人の書物をたくさん読む

 

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