自分を操る超集中力【メンタリストDaiGo】 / レビュー・感想

 

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こんな人におすすめ

  • 集中力が続かなくて悩んでいる
  • 仕事や作業の生産性を高めたい

 

本の情報

  • 自分を操る超集中力
  • 2016/5/31 発売
  • メンタリストDaiGo

 

概要

集中力を高めるための科学的メソッドを体験的にまとめた本書。

集中力をコントロールするための食事や睡眠、環境など多岐にわたって解説しており、この一冊で集中力に関する情報は大方網羅されている。

また、具体例を用いて紹介しているため、行動に落とし込みやすくすぐにでも実践することができる。

集中力に関して悩みを持っている方は、一度手にとって読んでみると何かヒントが得られるのではないかと思う。

特に集中力がどのように生まれるかなど根本的なメカニズムを学ぶことができるため、しっかり理解を深めることで、集中力をコントロールできるようになると思う。

 

 

【引用】個人的に気になったポイント

ウィルパワーは前頭葉の体力のようなもの。イメージをつかむため、ロールプレイングゲームのキャラクターの体力や魔力を思い浮かべてください。敵の攻撃を受けると体力が減り、魔法を使うと魔力が減っていくように、ウィルパワーにも一定の量があり、集中力を使う度に少しずつ消耗していきます。

 

「企画書を仕上げること」と「間食のチョコレートを我慢すること」というまったく関係のないはずの行動でも、使われるウィルパワーの出どころは同じなのです。

 

無意識の行動に「はっ」と気づき、改めるという行動をくり返せばくり返すほどウィルパワーを鍛えることができる

 

多すぎる選択肢は、ウィルパワーを人間から奪い、結局、決断できなくなるのです。

 

人は、行動ではなく「意思決定」で疲れる

 

このように1日を通して集中できる人たちは、ウィルパワーを使うことなく集中しています。そして余ったウィルパワーを、より重要なことを習慣化させるために発揮している

 

一見、集中力がずっと続いているように見える人ほど、うまく休憩を挟み、短時間の集中状態をくり返しています

 

集中力は自由なときよりも制限のある状態のほうが高まっていくのです。

 

休憩の取り方で重要なのは意識を作業から切り離すこと

 

15分に一度、立ち上がるだけで脳がクリアになる

 

気を散らすモノを視界から離れた場所に置くことで、意識の外に追い出せる

 

20分の軽い運動をした後の3~4時間は認知能力、集中力や考察力が高まることがわかっています

 

つまり、集中力を高め、持続させたいのなら適度な運動を習慣化させることが重要になります。私は以前、「出張で地方に行って体がきついから、今日はジムを入れないようにしようかな」などと考えていましたが、いまでは逆です。むしろ移動時間が長いとき、疲れる仕事があるときほど朝ジムに行きます。

 

公園など戸外の緑の中で5分間、体を動かすだけで心身ともに大きなリフレッシュ効果を得られる

 

睡眠の質は22時から夜中2時の間に深い眠りに落ちているかどうかで決まります

 

目の動きにはその人の思考や心理状態がダイレクトに表れる

 

ウィルパワーの量に合わせた理想的な一日のスケジュールは、大まかに「大きな決断」→「クリエイティブ作業」→「単純作業」の順となります。

 

毎朝10分ほど、その日の予定を考える時間をつくりましょう

 

目の前の作業に集中すると、人は本来持っている力を最大限に発揮することができます

 

 

本書から得た気づき

ウィルパワー

本書にてウィルパワーという言葉を知った。集中力の源は、前頭葉のウィルパワーであり、思考や感情をコントロールする力である。

ウィルパワーにも一定の量があり、集中力を使う度に少しずつ消耗していくという。また、このウィルパワーは決断に迷ったり、集中したいこととは関係ないことで悩んだりしても減っていくものである。

そのため、ウィルパワーを増やすこととウィルパワーをなるべく消費しないことで、1日を通して高い集中力を保つことができる。

本書の例であったスティーブ・ジョブズは毎日同じ服を着ることで、ウィルパワーの消費を抑えて、より重要なことにウィルパワーを使っていたという。また、無意識に姿勢が悪いことに気づき、改めることなどでウィルパワーを増やすことができる。

 

集中できる環境を整え、休憩と運動を取り入れる

作業に不要なものを視界から見えなくするなど集中できる環境を整え、休憩と運動を取り入れることで高い集中力を持続できる。

スマホなど注意散漫になるものが周囲に置いてあると、通知などがあるたびに集中力が途切れてしまい、高い生産性をあげることができない。

また、人間の集中できる時間は決まっており、しっかりと時間を決めて集中することが大切である。休憩する際は作業から離れ、散歩や瞑想など気分転換を図ることが大事。

座りっぱなしで作業することは認知能力や集中力を低下させることにつながるため、立って仕事する、15分に1回立ち上がるなど椅子に座る時間をなるべく減らしていくことが必要。

運動をした後は、認知能力や集中力が高まる。運動を習慣化することで脳そのものを強化し、疲れにくくする働きもある。

 

実践ポイント

集中できる環境を整える

まずは、集中力が途切れないような環境を整える。作業机にスマホを置いていたが、今後はスマホなど作業に不要なものはしまうようにする。

具体的に

作業に集中する時はスマホなど余計なものはしまい、視界から見えなくする

 

集中と休憩をうまく使い分ける

今ままでは集中する時間や休憩時間を明確に決めて取り組んでいなかったが、今後はポモドーロ・テクニックを取り入れてしっかりとメリハリをつける。

具体的に

25分集中・5分休憩のポモドーロ・テクニックを取り入れ、集中と休憩のメリハリをつける

 

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